こんにちは 深井です。
「レストランテック」というと、
何を思い浮かべますか?
「フードテック」なら聞き馴染みがあるけれど
「レストランテック」は初めて聞いた。
そんな方もいるんじゃないでしょうか?
とは言っても、きっとあなたが
どこの地方都市に暮らしていたとしても
外食先のどこかで
すでに普通に体験しているはずです。
例えば、これまではメニューは紙でできていて
店員さんを捕まえて注文していたのが当たり前でしたが
注文はタブレットのお店が増えてきていますよね。
あのタブレットも「レストランテック」の一つです。
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※ちなみに、私個人としては
メニューをパラパラめくって、思いがけない
料理を見つけるのが好きなので、
タブレットで注文するのがなんとも味気なく、
あまり好きではないのですが、、、あなたはどうですか?
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最近では、お店のタブレットではなく
席についた後お客さんは
自分のスマホでQRを読み込み、
お客さん自身のスマホを使って
注文するタイプの飲食店もあり、
タブレットの導入コストすら
なくしているところもあります。
さて、そんな風に限られた人員での
業務効率化と生産性UPなど
接客面だけでなく、
飲食店の抱える様々な課題をテクノロジーの力で
解決する通称「レストランテック」ですが、
日本国内ではまだ主流になっていないけれど
海外では、かなり早くからローンチし
好評を得ているスタートアップもあります。
その一つが、
米国のスタートアップ「Allset Technologies」です。
https://allsetnow.com/
ポイントは3つのゼロ
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①着席までの「待ち時間ゼロ」
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お客さんがアプリを開くと
周辺で利用可能なレストランが見つかります。
そして、お客さんはアプリからお店を予約して
時間になったら来店。
お店に着いたらすぐに席に着くことができます。
※これだけならその他の
予約サービスとさほど変わりませんね。
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②会計までの「待ち時間ゼロ」
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このサービスの独自性は
ランチに特化していること。
ラインナップされているレストランも
日常的に利用できるお店が多数。
特にビジネス街のランチタイムは
ディナーのように心ゆくまでゆっくりと。
という過ごし方ではなく、
限られた時間で食事を済ませたら
さっと会計を済ませたい。という欲求に訴求。
あらかじ料理だけではなく、
ドリンク類まで全て注文だけでなく、
決済までアプリ上でサクッと完結できます。
これにより、食事は終わったけれど
会計待ちでヤキモキすることもありません。
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飲食店の「導入コストゼロ」
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このアプリを使うために、
お客さんは負担ゼロ。
そして、飲食店は導入コストゼロで
利用された時のみ、決済の15%の
手数料を支払うだけでOKです。
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独自化だからできた解決策
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いかがだったでしょうか。
ランチタイムに特化することで
追加注文をできないことはデメリットではなく、
お会計すら待たなくていいという
わかりやすい価値提供が引き立っています。
日本では、まだまだ馴染みのない
飲食店の事前決済も、
この事例のように、
利用シーンを限定することで
深刻な人手不足に課題を抱える
日本の飲食店と組み合わせると
お客さんには待ち時間ゼロの
快適な飲食体験を提供し、
飲食店には、回転率の向上と
人手不足解決といった価値を
提供する解決策とした意味を持ってきますね。